特徴は?ボディジェット脂肪吸引
今主流になっている脂肪吸引のひとつに、ボディジェットがあります。
従来の脂肪吸引は、カニューレを使用することによって脂肪細胞以外の血管や神経などにもダメージを与えてしまうリスクもありますが、ボディジェットはそのリスクを大幅に軽減しています。
ボディジェットは、脂肪吸引の前にまず、麻酔液と止血剤入りのジェット水流を体内に注入します。すると、局部麻酔が完了すると同時に、脂肪層と筋肉層の間にウォーターポケットができあがります。噴射口を横や上向きにして調節することで、その水流で脂肪を柔らかくしていきます。
水なので、血管や神経に悪影響を与えることはありません。
水がクッションとなり、カニューレで脂肪を吸引する際のダメージが軽減。皮膚や神経、血管などの組織を守りながら、目的の脂肪細胞だけを確実に吸引していきます。痛み、内出血はほとんどなくダウンタイムもかなり少なくなりました。
体内に入れた水ですが、脂肪吸引の際に一緒に吸引してしまうので、体内に残る心配はありません。多少残ってしまった場合でも、尿として体外に排出されます。
ボディジェット脂肪吸引は、この施術法から「ウォータージェットアシスト脂肪吸引」と呼ばれることもあります。
■ダウンタイム |
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他の脂肪吸引と同じく、鈍痛は1週間程度続きます。 一般的なドクターの施術では、内出血や腫れは2~3週間後ほどで引くようです。 |
ボディジェット脂肪吸引のメリット・デメリット
■メリット |
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ボディジェットのメリットは、血管や神経など、他の組織を傷つけずに済むことです。 従来の脂肪吸引では、ウォーターポケットの代わりになるものがなかったため、医師の腕によっては激しい内出血を起こしてしまう場合もありました。 しかし、ジェット水流の力で脂肪細胞を分離させるため、他の組織を傷つけるリスクは大幅に軽減されました。 また、強力な力で吸引しなくてもスムーズに吸引できるため、凸凹や取りムラなども出にくいのがメリットです。 |
■デメリット |
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熟練されていない医師が強引に吸引を続けると、凸凹になります。 従来の脂肪吸引よりも術者がやりやすくなったというのは間違いありませんが、やはり術者の腕によって仕上がりは左右されてしまいます。 |
ボディジェット脂肪吸引の施術に向いている部位
ボディジェット脂肪吸引は、お腹や太ももなど、たっぷりと脂肪を除去したい部位に向いているでしょう。他には、二の腕、ウエスト、ヒップなどの施術も可能です。
背中やふくらはぎなど、それほど脂肪が厚くない部位にはあまり向いていません。
適した施術法を見つけるためにも、一度ドクターに相談してみましょう。