特徴は?切らない脂肪吸引「メソセラピー」
「脂肪溶解注射」「メソセラピー」と呼ばれているのが、切らない脂肪吸引として多くのクリニックで用いられている注射による施術法です。
日本だけでなくヨーロッパなど世界19カ国で広く普及しており、世界的にも有名な痩身法だといえるでしょう。
メソセラピーはカニューレを使用する脂肪吸引とは異なり、注射で薬剤を注入するだけで痩身をはかるというもの。
皮膚を切開する必要がないので、身体への負担が軽く、手軽な痩身術として人気です。
注入される薬剤は、皮下脂肪を溶解するための薬剤で、メインは大豆成分のレシチン(フォスファチジルコリン)。レシチンは脂肪を乳化させて溶解する作用があり、これを直接脂肪に注入することによって体内から脂肪を溶解。そして血中から汗や尿とともに体外へ排出する仕組みです。
また、新陳代謝を促して細胞の活性化を促し、中性脂肪をたまりにくくする作用も期待できます。
手軽に受けられる切らない脂肪吸引ではありますが、大半のクリニックで推奨しているのは3回以上の施術です。1回のみでは目に見える効果はあまり得られず、3~5回程度で目に見えて効果を実感することができるでしょう。多くのクリニックでは、2~3週間ごとに、合計2~3回の施術を推奨しているようです。
■ダウンタイム |
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鈍痛は、2日程度続きます。軽度の腫れが出ることがありますが、翌日にはひきます。 注射によって内出血も出ることがあるようですが、通常は2週間程度で消えるようです。 |
切らない脂肪吸引「メソセラピー」のメリット・デメリット
■メリット |
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一番のメリットは、「脂肪吸引はまだちょっと…」と思っている人が挑戦しやすい痩身法だということでしょう。 薬剤を注入するだけなので、メスを入れる必要もありませんし、カニューレを体内に挿入することもありません。 ダウンタイムも、切る脂肪吸引とは比較できないほど軽いので、仕事や学校を休めないという人にはぴったり!徐々に効果があらわれる施術法なので、周囲にバレたくないという人にも向いています。 |
■デメリット |
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一度の施術で効果を得られる脂肪吸引と比べると、やはり効果はわかりにくいと思います。 また、メインが大豆成分なので、アレルギーがある方はご注意を! |
切らない脂肪吸引に向いている部位
二の腕、ウエスト、お腹、背中、ヒップ、太もも、脚、ふくらはぎなど、大抵の部位は施術に向いています。
脂肪溶解注射は切らない脂肪吸引で手軽な施術なので、デメリットやリスクはほぼないと思われがちですが、アレルギーや副作用についてしっかり説明してくれるクリニックを選びましょう。